銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

高橋尚子さんの座右の銘

昨日の朝、NHKの桂文珍の「演芸図鑑」という番組でシドニーオリンピックのマラソン金メダリストであった高橋尚子さんが「次のような3つの格言に支えられて今まで来た。辛いときもスランプのときもあった。そんなとき次の格言を何千回も思い出し口に出して言うことで、今まで支えられてきた。」とおっしゃるのです。


この3つの格言は、山梨学院大学出身の箱根駅伝走者であった中澤正仁さんが高橋さんに教えてくれた格言だそうです。


① 何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ
やがて大きな花が咲く

 

 高橋さん自身、自分は才能がないとおっしゃいます。自分は他人の何倍も練習をしてきた、練習の成果が出ないで試合で負けたときもこの格言を、何度も何度も繰り返して練習していると、やがて大きな花が咲くものだというのです。
 あの金メダリストの高橋さんでも、そうだったんだと思いました。練習は裏切らないのです。


②  疾風に勁草を知る(しっぷうにけいそうをしる)

 

これは、「風雪に耐える強い草」「激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる」との意味です。「疾風勁草」という四字熟語でも使います。「強い風が吹くと大きな木はポッキリと折れてしまう。しかし、笹や雑草は、強い風が吹いても、しなって決して折れない。マラソンでも試合の朝に朝ごはんが届かないようなときもあるが、それで試合を放棄する訳にはいかない、どんなアクシデントが起きても負けない勁草のような気持ちが大切だ。」という意味だそうです。


③ 丸い月夜も一夜(ひとよ)だけ

 

これは、「丸い月夜も、次の日からは欠けていってしまう。一夜だけは、お祝いしてもよい。しかし、次の日からは朝練をする。勝ちにおごらず、次の目標に向かって努力する」という意味だそうです。
分かりやすい言葉で非常に元気づけられました。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清