銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

マリリン・モンローについて

私が何度か食事をしたレストランの個室には、ブロンドの美しい女性の写真が飾られていました。

私は、レストランのご主人の奥様に「この写真の女性はどなたですか?」と尋ねると、奥様は即座に「マリリン・モンローと聞いています」と答えてくれました。

さらに、「その女優さんの写真を撮ってもいいですか?」とお願いしたところ、快く了承していただきましたので、写真を撮りました。

 

そのとき、私は高校2年生のときに同級生のZ君が書いたエッセイのことを思い出しました。マリリン・モンローは当時、私でも知っているほど有名なアメリカの女優で、日本でも広く知られていました。Z君が書いたエッセイの内容は、次のようなものであったと記憶しています。

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「私は女優です。ファンや友人、知り合いは皆、口を揃えて私を『美しい』『魅力的だ』『スタイルが良い』と言ってくれます。実際、私も自分のことを美しいと思っています。しかし、私は今が美しさのピークだと感じています。これからは、その美しさが失われていくことでしょう。それが私にとって一番恐ろしいことです。私は今から、いつもより多くの睡眠薬を飲もうと思います。そして、明日の朝、永遠に美しい私として発見されることでしょう。」

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Z君のエッセイは、このような内容だったと覚えています。

マリリン・モンローが亡くなったのは1962年8月5日であり、Z君がこのエッセイを発表したのは、その翌年の1963年、私たちが高校2年生のときでした。当時、モンローの死は世界的なニュースであり、私はエッセイを読んだとき、「これはマリリン・モンローの事件を元にしたものだ」と直感しました。

彼女の死の真相がZ君のエッセイの推測通りかどうかは分かりませんが、モンローはその華やかな外見とは裏腹に、私生活では多くの苦悩を抱えていたようです。精神的にも不安定で、不眠症にも悩まされていたと言われています。

彼女の死については、自殺や事故、さらには他殺といったさまざまな説があります。それだけ、彼女が世界中に愛された魅力的な女優であったことは間違いありません。

 

最後に、マリリン・モンローの名言をいくつか紹介します。

 

「いつも笑顔でいなさい。人生は美しく、笑顔の理由はたくさんあるのだから。」

「笑顔は、どんな女の子でもまとえる最高の化粧よ。」

「時々嫉妬しない結婚生活なんて、ひどく味気ないわ。でも、嫉妬はステーキにかける塩のようなもの。ほんの少しだけでいいの。」

「ハリウッドは、キスには大金を払うけど、人間性には一銭も払わない場所よ。」

 

このように、マリリン・モンローはその美貌だけでなく、彼女の言葉にも多くの人が共感し、今でも愛されています。

 

弁護士法人銀座ファースト法律事務所

弁護士 田 中   清

能登大地震と能登一人旅の思い出

 私のこれまで書いてきたブログは、「銀座ファースト法律事務所の公式ブログ」と②「弁護士田中清のブログ」(「雑記帳」に名前を変更)と③「弁護士田中清のメモ」(「つぶやき」に名前を変更)に分かれます。これらのブログは、現在ほとんど更新されておりませんが、今年の年賀状で親しい友人から、「最近ブログが更新されていないので淋しい。また、更新してください。」とのリクエストがありました。

 

 今年の正月に、能登地震があり、そのことで能登の曽々木海岸(輪島の東側の海岸)のことを思い出しました。

 

 ③の大学49「能登一人旅」の項には、次のような記載があります。

 曽々木海岸の岸壁の上を歩いているとき、岸壁から1m下の砂浜に落ち、岩で足を切ったが、軽傷であり、旅行を続けるには何の問題もなかった。しばらく歩いていたとき、1軒の民家があり、そこで出会った年配の女性があらぁ、足を切ったの?今、消毒をしてあげるからねと声を掛けてくれた。彼女は、親切にオキシフルで消毒をし、切れた個所に大きな絆創膏を貼ってくれ、「これは、予備に使いなさい」と3枚くらい予備の絆創膏をくれた。さらに彼女は、「これ、食べる?」と言って、青リンゴを袋に入れてくれた。袋の中には6個くらいの青リンゴが入っていた。何と能登の人はやさしいのだろう。本当に感激した。


 この時期、私は大学4年生で、司法試験を受けていた最中のことです。

 昭和43年7月上旬に、論文式試験が終わったので、8月上旬に能登一人旅を計画し、石川県の羽咋能登金剛、輪島、千枚田、曽々木海岸、禄剛崎珠洲、見附島などを回ったことはよく覚えています。

 中でも上記の曽々木海岸での親切な女性のことは、鮮明に記憶に残っており、その温かいお人柄と共に浮かんでくるのです。

 

 彼女は、当時40台半ばくらいでしたから、今では100歳を超えていらっしゃるかもしれません。

彼女の名前も住所も分かりませんが、このブログで、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

「今回の能登地震は大変でしたね。私は、曽々木海岸で足を切って、あなたに治療をしてもらい、青リンゴをもらった学生です。あのときは、ありがとうございました。今回の地震にうちかって、いつまでもお元気でお過ごしください。」

 

 弁護士 田中 清(銀座ファースト法律事務所)

能登大地震と能登一人旅の思い出

 私のこれまで書いてきたブログは、「銀座ファースト法律事務所の公式ブログ」と②「弁護士田中清のブログ」(「雑記帳」に名前を変更)と③「弁護士田中清のメモ」(「つぶやき」に名前を変更)に分かれます。これらのブログは、現在ほとんど更新されておりませんが、今年の年賀状で親しい友人から、「最近ブログが更新されていないので淋しい。また、更新してください。」とのリクエストがありました。

 

 今年の正月に、能登地震があり、そのことで能登の曽々木海岸(輪島の東側の海岸)のことを思い出しました。

 

 ③の大学49「能登一人旅」の項には、次のような記載があります。

 曽々木海岸の岸壁の上を歩いているとき、岸壁から1m下の砂浜に落ち、岩で足を切ったが、軽傷であり、旅行を続けるには何の問題もなかった。しばらく歩いていたとき、1軒の民家があり、そこで出会った年配の女性があらぁ、足を切ったの?今、消毒をしてあげるからねと声を掛けてくれた。彼女は、親切にオキシフルで消毒をし、切れた個所に大きな絆創膏を貼ってくれ、「これは、予備に使いなさい」と3枚くらい予備の絆創膏をくれた。さらに彼女は、「これ、食べる?」と言って、青リンゴを袋に入れてくれた。袋の中には6個くらいの青リンゴが入っていた。何と能登の人はやさしいのだろう。本当に感激した。


 この時期、私は大学4年生で、司法試験を受けていた最中のことです。

 昭和43年7月上旬に、論文式試験が終わったので、8月上旬に能登一人旅を計画し、石川県の羽咋能登金剛、輪島、千枚田、曽々木海岸、禄剛崎珠洲、見附島などを回ったことはよく覚えています。

 中でも上記の曽々木海岸での親切な女性のことは、鮮明に記憶に残っており、その温かいお人柄と共に浮かんでくるのです。

 

 彼女は、当時40台半ばくらいでしたから、今では100歳を超えていらっしゃるかもしれません。

彼女の名前も住所も分かりませんが、このブログで、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

「今回の能登地震は大変でしたね。私は、曽々木海岸で足を切って、あなたに治療をしてもらい、青リンゴをもらった学生です。あのときは、ありがとうございました。今回の地震にうちかって、いつまでもお元気でお過ごしください。」

 

 弁護士 田中 清(銀座ファースト法律事務所)

小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂や石の解析結果について

小惑星とは、火星と木星の間にある小さな惑星で、その数は79万4832個にのぼりますが、この他に仮符号のみが登録されている小惑星で、すでに命名された小惑星は2万1922個あるそうです。小惑星「りゅうぐう」もそのうちの1つだと思われます。

JAXAの探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂や石について、JAXA及び岡山大などの研究チームは、りゅうぐうの地下物質が含まれていたほか、たんぱく質の材料となる合計23種のアミノ酸が検出されたとする解析結果を発表しました。


 アミノ酸は、隕石(いんせき)からの検出例はありますが、これまで地球上での混入が否定されませんでした。地球外から持ち帰った試料で見つかったのは初めてで、地球生命の源が宇宙からもたらされたとする説を補強する形になります。

 はやぶさ2は、2019年2月と7月の2回、りゅうぐうに着陸して試料を採取しましたが、2回目の採取では人工クレーター作成実験で掘り返された地下物質の採取が期待されていました。

 岡山大のチームは、1回目と2回目の試料(計16粒)に含まれる70種類の元素を分析しましたが、23種類ものアミノ酸が検出され、うま味成分として知られるグルタミン酸やコラーゲンを構成するプロリンなどが確認されたそうです。

 試料に含まれる鉱物が、太陽系誕生(約45.6億年前)からまもなくの約260万年後までに形成されたことも判明しました。りゅうぐうの元となる直径数十キロの氷天体の内部で融解や凍結が繰り返され、アミノ酸などが合成されたと推定されるのです。その後、他の天体との衝突などで破壊され、破片が集積して現在の姿になったと考えられると推定されています。

また、アミノ酸のほかに、多量の水の痕跡が確認されたと明らかにしました。アミノ酸はタンパク質の材料であり、生物の体に欠かせない「生命の源」とされ、今後そのアミノ酸がどのように地球にもたらされたかを解き明かす鍵になるとみられています。 またサンプルを精密に調べたところ、水と反応してできた鉱物が豊富に確認され、このことから「リュウグウ」の元となった天体には、かつて「大量の水」があったと考えられるということです。 

 これまで、地球に落ちてきた隕石(いんせき)からのアミノ酸の検出例はあるが、地球外から直接持ち帰った試料から見つかったのは初めだそうです。

 JAXAは2020年12月、はやぶさ2から分離され、地球に帰還したカプセルからりゅうぐうの砂約5.4グラムを回収。地球の物質が混ざらないよう、真空環境や窒素で満たした装置内で分類や測定などを行った後、国内外の大学や研究機関が参加する初期分析チームが、有機物や化学組成、鉱物などの分野ごとに詳しい分析を続けてきました。

 これまでの分析で、りゅうぐうの砂には有機物や水の存在が確認されていますが、初期分析チームの解析で、20種類以上のアミノ酸が検出されたという成果は近く論文で公開される見通しです。 

 はやぶさ2の科学調査を統括する名古屋大の渡辺誠一郎教授(58)は「アミノ酸の検出は分かりやすいが、研究のほんの一部で、ドラマが始まる前のプロローグ。これからクライマックスに向け、盛り上がっていく」と強調しました。

 極小の試料を電子顕微鏡などで分析する際の特殊な台を開発したグループの中心メンバーで、名大の桜井郁也特任准教授(49)は「小惑星の岩石から多種多様なアミノ酸が発見されたことは驚き。どこで、どうできたのか」と新たな疑問を膨らませる。  

 アミノ酸の検出を発表した岡山大の中村教授をはじめ、海外の科学者は、口を揃えて、

(見事だ)

(大漁じゃないの!)

(Wow!これ予想以上の量だよね? とてもわくわくする!)

(Wow! 確かにこれは当初の予想よりもはるかに多く、しかも大きい。まさに大満足の結果じゃない!)

(クリスマスプレゼントって感じだな! おめでとう!)

などの感想です。

 8月末にも第2弾が発表される予定ですので、期待が高まります。


弁護士法人銀座ファースト法律事務所

弁護士 田 中  清

お笑いコンビ「キングコング」の「偽造婚姻届」騒動


お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さん(41)が、ある番組内で、身に覚えのないところで婚姻届を出されていたと明らかにしました。


西野さんは、冒頭で「婚姻届を勝手に出されたんです」と衝撃の告白をし、「最近、郵便受けを開けたら、数日前に届いていた区役所さんからの『婚姻届を受理できません』というお知らせがあったのです。そもそも、私は、婚姻願望もなく、婚姻届は出しておりません。」と話しました。


 婚姻届を出した人は、沖縄県の女性で、西野さんが全く知らない人だったそうです。

さらに、西野さんは、「僕の家にもう1通、手紙が届いて。差出人の名前と住所が書いてあって、中に返信用の封筒が入っていて、『西野亮廣さん ありがとう』とだけ書いた紙が入っていました。僕が手紙を入れたら、沖縄県の女性に届くようになっているんですが封筒の名前が西野花子になっているんですよ」と明かしました。

 

この沖縄県の女性が西野さんの婚姻届の署名押印を偽造した行為は、有印私文書偽造罪が成立する可能性があります(刑法159条1項)。有印私文書偽造罪が成立する要件としては、「行使の目的」で「他人の印章若しくは署名を使用」して、「権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画」を「偽造」することをいいます。


そして、これを婚姻届として、区役所に届け出る行為は、偽造有印私文書行使罪に当たり、同偽造罪及び同行使罪共に3月以上5年以下の懲役に処せられますが、両罪は、犯罪の手段及び結果の関係にあるときに当たりますので、一所為数法として一罪で処断されます(刑法54条後段)。また、偽造有印私文書を行使する行為は、公正証書原本不実記載罪の未遂罪(刑法157条1項、3号)に該当しますので、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられ、これらも一つの行為で数法に該当しますので、一所為数法として一罪で処断されます(刑法54条前段)。

有印私文書偽造罪、偽造有印私文書行使罪、公正証書原本不実記載罪の未遂罪は、刑法54条にいう一所為数法に該当しますので、3月以上5年以下の懲役の範囲内で処断されることになります(刑法54条1項「最も重い刑により処断する」)。


西野さんは、夜も眠れないほど悩んだとおっしゃっています。

他人の名前を騙って婚姻届けを出すという行為をする人もいるという、そんな一例でした。



弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

中生代と恐竜など

 中生代は、今から約2億5000万年前から6600万年前までのころを意味し、三畳紀ジュラ紀白亜紀のころを意味します。

中生代の始め、地球上は、パンゲア大陸という1つの大きな大陸だったそうで、その大陸が、ユーラシア、南北アメリカ、アフリカ等に分かれたそうです。


その大陸移動と、それに伴う火山活動によって、大量の二酸化炭素炭酸ガス)の放出があり、その温室効果により、現在の平均気温に比較すると、中生代は、約10度平均気温が高かったそうです。そのために北極及び南極の氷はすべて溶けて、海水面は最も低いときより200mも高くなっていたということです。


中生代の海中の生き物の代表は、アンモナイト等の巻貝で、暖かい海に沢山住んでいたということです。ヒマラヤ山脈の山上からアンモナイトの化石が多く発見されたことは実際にテレビの映像で見たことがあります。

パンゲア大陸から分かれたアフリカ大陸から、さらにインド亜大陸が分かれ、そのインド亜大陸ユーラシア大陸とぶつかり、当時海だったインド亜大陸ユーラシア大陸の間にあった海水面を押し上げ、8000mを超える山々ができました。そして、その山々から海で育ったアンモナイトが発見されるのは当然のことなのです。


中生代三畳紀には、海中に居たは虫類が陸上に上がり、その一部は二足歩行するように進化し、恐竜の時代を迎えるのです。

そして、様々な進化を遂げた陸上・海中生物も、古生代の終焉のときと同じように、巨大な隕石が落下したことによって、終焉を迎えるのです。

その落下した隕石は、直径10キロメートル、落下した穴の直径は、180キロメートルであり、その痕跡は、メキシコの東南部のユカタン半島に残っております。隕石の衝突による塵やガスが空に舞い上り、太陽の光を何年も遮ったため、地球は寒冷化し、そのために、繁栄を謳歌していた陸上・海中生物は、すべて絶滅したのです。


火山の大爆発によって、日照に影響した例は、江戸時代中期の1782年(天明2年)から1788年(天明8年)にかけて発生した天明の大飢饉があります。天明3年3月12日(1783年4月13日)には岩木山が、7月6日(8月3日)には浅間山が噴火し、各地に火山灰を降らせました。これの火山灰が太陽の光を何年も遮ったため、地球が寒冷化し、大飢饉を起こしたことが知られております。

 

古生代の終わりにも巨大隕石の落下によって生物の大量絶滅があったということです。

こうしてみると火山の噴火も隕石の激突もいつ被災するか予測がつきません。特に巨大隕石の落下は予測もつきませんし、その影響や被害も莫大です。


しかし、そのような巨大隕石の落下は、5億年に1回(古生代)か、2億5000万年に1回(中生代)ですので、そんなことを今から心配しても、仕方がないこととして、諦めるしかありません。

仮に、そのようなことが起これば、世界中の学者や政治家たちが頑張って救済してくれることでしょう。



弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

 

真鍋さんのノーベル賞受賞

この10月5日、我が国の四国中央市出身の真鍋叔郎さんが気象物理学の分野で、ノーベル賞を受賞することが決定されました。

真鍋さんは、アメリカの気象局で、温室効果ガスが増えたら気候がどうなるかという気象温暖化問題に取り組んでいらしたそうです。


地球の気候は、大気と海、そして陸地の間で熱や水蒸気がやりとりされ、次々と変化が起きる非常に複雑な現象ですが、真鍋さんは、複雑な関係を数式化して、大型コンピュータを使って世界で初めて予測に成功されたのです。


すなわち、真鍋さんは、1967年に発表した論文において、二酸化炭素の濃度が2倍になると、地球の平均気温がおよそ2.3度上がると予測したそうです。

真鍋さんは、地表面が太陽から受け取るエネルギーから、宇宙に逃げていくエネルギーを差し引いた「放射収支」と、空気や水蒸気が互いにどう影響し合うかを世界で初めて解明したとされています。

1997年、世界各国の政府代表者が日本の京都に集まり、第3回目となる、国連気候変動枠組み条約の締約国会議を開催しました。この会議において採択されたのが、「京都議定書」という国際条約です。


京都議定書では、先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定しました。その内容は、先進国全体で、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスを5%削減するというものです。


この議定書では、先進国にのみ削減目標が定められ、発展途上国には削減義務が課せられませんでした。 しかし、パリ協定では、先進国・途上国を含むすべての国が削減目標の対象となったのです。 今までは先進国と途上国で意見が分かれ、堂々巡りの議論がされてきました。

オバマ前大統領が、議会の承認を得ずに大統領権限で加盟を決めたパリ協定について、トランプ大統領は、パリ協定により米国は温暖化対策で巨額の支出を迫られる一方で、2025年までに製造業部門で44万人、米国全体で270万人の雇用が失われ、2040年までにGDPで3兆ドルが失われるとして、パリ協定からの撤退を決めました。ポンペオ国務長官は11月4日の声明で、2005~2017年に米国が19%を超える経済成長を遂げる一方で、温室効果ガスを13%削減したとし、「米国は、化石燃料原子力エネルギー、再生可能エネルギーを含む全てのエネルギー源と技術をクリーンかつ効率的に使用する。イノベーションと開かれた市場がより大きな繁栄、より少ない地球温暖化排出ガス、より安全なエネルギー源につながる」と強調しました。


ところで、米国は、民主党政権となり、バイデン大統領になりましたので、2021年2月19日、地球温暖化対策の世界的枠組みの「パリ協定」に正式に復帰しました。バイデン大統領は就任直後の1月20日にパリ協定への復帰を決定し、国連に通知していましたが、同協定の規定により、通知から30日経過後の2月19日に正式に復帰が認められました。


これは、真鍋上席研究員の意向に沿うものであり、本当に良かったと心から歓迎致します。


弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清