銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

同期のハイキング(浄瑠璃寺・岩船寺と石仏の道)

私たち同期は、ほとんど年が同じで、全員結婚していて、全員に4歳~9歳の子供が1~2名いました。 毎月の同期会で、「一度ハイキングに行かないか」との声が上がり、宿泊しても良いということでしたので、昭和53年春休みのころ、京都・奈良方面というこ…

同期会誌への「民事裁判のやり方について」の投稿

相変わらず裁判官会議の日(毎月15日)には、おでん屋の2階に集まり、情報交換をしたり、同期の文集を出したりしました。この中で、「民事裁判のやり方について」という座談会をまとめたことが大きな思い出です。 前にも述べましたが、私たち23期同期で…

大阪地裁最後の事件数

私が大阪地裁に来たときに、私の担当の単独の事件の手持ち事件数は、約250件くらいだったと以前に書いたと思います。これだけの事件数ですと証人調べは4~5か月先になります。もちろん、そのような審理をしていると、事件は益々落ちず、増えていくばか…

訟務検事への転勤その3

私は、妻の一言で、この転勤を承諾しようと思い、所長にその旨伝えました。 その後、金田裁判長から、「そうだ。Aさんは、確か大阪の副部長だったよ。彼に聞けば、訟務のことをいろいろと教えてくれると思うよ。」とアドバイスをしていただきました。 私は…

訟務検事への転勤その2

訟務検事とは何か? 私は、当時それも知りませんでした。 「国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等に関する法律」という法律があり、小六法にも掲載されていない法律です。 その第1条には、「国を当事者又は参加人とする訴訟については、法務…

訟務検事への転勤 その1

民事単独事件担当4年目(尼崎勤務時代を含む)となると、民事担当裁判官が本当に面白くなってきました。 私は、大阪地方裁判所から九州か、四国のどこかの裁判所の支部長に行くのだろうと勝手に想像していました。 それでもいいし、むしろ、それ(どこかの…

裁判長の病気その3

裁判長は、1か月と少しで退院されました。 しかし、この間に得た経験は大変大きなものでした。 1つは、短い間でしたが、合議部の裁判長を体験できたことです。その間に、裁判官の経験も年齢も上でありながら、右陪席を務めていただいた松山裁判官は、その…

裁判長の病気その2

裁判官9年目とはいえ、まだ33歳です。 単独事件は5年目でしたが、合議事件は右陪席に座ってはいましたが、合議裁判長の経験はまったくありません。 しかし、大阪地方裁判所所長の職務命令ですので、もちろん、やらざるを得ません。 右陪席に填補に来てい…

裁判長の病気その1

大阪3年目の昭和54年の6月頃、金田裁判長が突然病気で休むという連絡が入りました。 病名は、「輸尿管結石」と聞いた記憶です。強烈な痛みを伴うという話でしたが、医者の話では、2日くらい休めば3日目には仕事に戻れるということでした。電話が掛かっ…