銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

2013-01-01から1年間の記事一覧

高校23 卒業文集委員長

卒業予定の400人で、卒業文集を作ることが決まった。そのための予算も学校からいただいたように記憶する。各クラス2人ずつ文集委員を選ぶことになったが、受験を控えているので、誰も立候補する者は居ない。 そこで、選挙をすることになったが、応援団に…

高校22 競争率

京都大学経済学部も法学部も競争率は、5倍程度であった。私は、競争率を「5人に1人しか合格しない」という意味で捉えていた。しかし、これが大きな間違いだと分かったのである。 まず、基礎知識として、京都大学は、英語、数学、国語、社会、理科の5科目…

高校21 豆単完了

私たちの所属する体育祭のDチームは、団結力抜群であり、応援も力強い応援となったと自負している。 しかし、力が入りすぎて空回りした部分もあった。例えばスーちゃんは、400m走に出たが、最初の200mはトップを走り、皆から大喝采を受けたが、後半…

高校20 応援その2

応援の練習は、毎日続けた。 応援の種類も、従来の拍子をそのまま踏襲するのではなく、踏襲するものと、新しい工夫をして、より美しく、より力強くするための工夫をしたものもあった。例えば、「3・3・7拍子」の素手拍子では、従来の形を変えた。また、後…

高校19応援団

赤尾の豆単の勉強は、毎日欠かさずに続けられていた。私とスーちゃんのコンビで、赤尾の豆単暗記を始めたことは、クラスでアッという間に知れ渡り、評判になった。そこで、同じようなコンビで赤尾の豆単を覚えるというチームが4つくらい出来上がった。しか…

高校18 赤尾の豆単

飛込み台の件から1週間くらい後だったと思う。 スーちゃんから私に話しがあるというので、校庭の芝生のところに連れて行かれた。 「清さん、一緒に豆単やらへんか」というのである。豆単というのは、旺文社の赤尾好夫編の英語の単語帳のことである。現在、…

高校17 飛込み台

模擬テストの成績は、私を強く勇気付けた。もちろん、今のままでも京都大学に入れる点数だが、英語の成績が100点満点で40点くらいと、まだまだ悪かった。英語さえあと少なくとも30点上げれば、京都大学を楽に合格できる自信が付いたからである。 茨木…

高校16 進級と模擬テスト

昭和39年4月に、高校3年生に進級した。クラスは文科系で、ガラクタグループ(田中、井上、小野、谷村、須恵)は、全員同じクラスになった。 同じクラスで、勉強ができる一群があった。岡本嗣郎、池谷、土居であり、勉強グループと呼んでおこう。彼らは、全…

高校15 いたずら

高校2年生の終わりか高校3年生の初めだったと記憶するが、ガラクタグループの井上が「中辻(仮名)に嘘のラブレターを書いて、日曜日に引っ張り出さへんか。田中、お前は文章がうまいから、お前が女になりすましてラブレターを書けや」と持ち掛けられた。 中…

高校14 進路

高校14 進路 茨木高校在校生が、模擬テストでどの程度の成績であれば、どこの大学に行けるのかは、大体分かっていた。 全校生徒400人のうち、模擬テストで25番以内であれば京都大学、60番以内であれば大阪大学や神戸大学、120番以内であれば、そ…

高校13 高校二年生三学期

いつしか、高校二年生三学期になっていた。 「大学に行かせてくれるよね」と母親に聞いたところ、「行かせてはあげる。しかし、条件が3つある。1つ目は、国公立であること、うちは、お金が無いから、私立大学に行かせることはできない。2つ目は現役である…

高校12 俳句

高校1年生から2年生に掛けて、俳句に夢中になった。新潮文庫の俳句歳時記を春、夏、秋、冬、新年の5冊を買い、暇なときには、何回も読み込んだ。 私の村は、自然の宝庫である。歳時記に載っている自然現象や、花鳥草木は、ほとんど揃っていた。また、行事…

高校その11 ガラクタグループ

2年生になって、井上、小野、谷村、須惠と親しくなり、5人揃って遊ぶことが多くなった。特に、井上とは毎日のように遊び回った。私も勉強嫌いで、余り勉強しなかったが、井上は、全くといっていいほど勉強をしなかった。2人で茨木市内をぐるぐると、毎日…

高校その10 文化祭と沖縄

高校2年生の時の読書研究部の文化祭が迫ってきた。私は、前年が「韓国」だったので、「沖縄」にしようと、提案し了承された。 当時の沖縄は、未だアメリカ軍占領下にあった。 そこで、沖縄について、私なりに調査したし、沖縄タイムズの大阪支社にも訪問し…

高校その9 修学旅行

昭和38年4月、高校2年生に進級した。1年生のときも男女半々のクラスだったが、私は、文科系志望だったので、2年生のときも男女半々のクラスだった。これに対して、理科系志望の1組、2組は、男子ばかりのクラスであり、ほとんど女子ばかりのクラスもあ…

高校その8 クラブへの勧誘

三学期に入ると後輩部員勧誘のためのクラブ勧誘冊子を作ることが求められた。図書部と読書研究部の部長であった私は、両クラブの勧誘の文章を作ることになった。制限は、400字詰め3枚まで。私の所属意識が強かったのは読書研究部の方だったので、読書研究部…

高校その7 文化祭

読書研究部と図書部の部長として、私は、2つの文化祭を仕上げなければならなかった。 図書部は、「日本の農業」をテーマに取り上げたが、余りにもテーマが大きすぎて、どう手を付けて良いか分からなかった。社会科の教科書や図書館で調べた農業の統計資料を…

高校その6 読書研究部の合宿

前に、晶子先輩から読書研究部が文化部で唯一の合宿をするクラブだと紹介されていたことを聞き、それが読書研究部の入部のきっかけになったことを書いた。 話は、前後するが、1年生の5月ころになって、十川部長から、「そろそろ、夏の合宿を決めたい。1年…

高校その5 読書研究部のクラブ昇格

読書研究部は、クラブではなく同好会であったことは前に述べた。クラブと同好会の違いは、クラブ費の支給の有無だけだったと思う。活動場所はあるし、顧問の市川先生も居た。毎週1回集まって、いろいろなことを話したり、ゲームをしたりして遊んでいた。 そ…

高校その4 文芸部

文芸部は、7人くらいの部員が集まり、年に2回ほどの文集を出すという活動をしていた。1年生の10月からは、2年生以上は誰も来かったので、1年生部員5名くらいで、集まって文章の評価や雑談をしていた。 男子生徒は、私1人、あとは女生徒だった。 読…

高校その3 クラブ活動

高校では、読書研究部に入った。1年先輩の晶子先輩(2年生)が「読書研究部と言っても読書ばかりをするクラブではありません。皆で遊び、悩みを話し合うようなクラブです。そして、文化部で唯一合宿があるのが、このクラブです。」と説明した。とても綺麗…

koukou

高校その2 英語での躓き

中学1年生が余り自分らしくなかったように、高校1年生も余り印象に残る事件はなかった。 高校1年生は、男女半数ずつで、高校受験の模擬テストで名前が掲載されていた人が何人もいた。 夏休みには、数学の代数・幾何の問題集を全部解くようにという宿題が…

中学校その19  追補・図書館通い

中学生のとき、図書館に通い、冒険物語を片っ端から読んだ。「ロビンソー・クルーソー」「15少年漂流記」「ロビンフッド」「モヒカン族の最後」「ソロモン王の洞窟」などである。50冊ないし70冊の本が並んでおり、背表紙はすべて黒で、「909」番の…

茨木高校合格

茨木高校を受験したのは、クラスの男子生徒では僕と平田の2人だけだった。 特に失敗したというところはなかったと思ったが、合格発表までの1週間は、やはり心配だった。 発表日は、平田と一緒に見に行った。2人の受験番号があるのを確認して、平田と一緒…

中学校その18 中3の3学期

中学3年生も終わりに近づいてきた。 クラスは、相変わらず賑やかに、休み時間になると机を2つくっ付け、間に下敷きを挟んで、卓球をしていた。 三学期に入っても、受験勉強をする雰囲気はなかった。 卒業式が近付いたころ、サイン帳にサインを求めることが…

中学校その17 礼子との恋

クラスは、相変わらず笑い声が絶えない楽しいクラスだった。 私は、礼子のことをどんどん好きになっていった。礼子も背が高かったので、私と同じくらい後ろの席だったが、礼子の姿を眺めては心が落ち着くことを感じていた。 しかし、そのことは、誰にも言わ…

中学校その16 2度目の模擬テスト

11月中旬に2回目の学区内3市2町の模擬テストが行われ、私も受験した。 その結果、5000人〜6000人の受験者のうち、私は20番で、また、名前入りで発表された。高槻2中では、恵子を抜いて、学年で1番になった。しかし、自分より成績が良い生徒…

中学校その15 不良中学生との交流

3年生のクラスでは不良中学生が少なくとも3人ほど居た。 仮に、A、B、Cとしておこう。しかし、私は、この3人とも仲が良く、一緒にふざけあった。特に、AとBは、背が高かったので、私と同じく教室でも後ろの方に席があった。 「清っちゃん。トランプ…

中学校その14 フォークダンス(第2の初恋)

久美に失恋してから、また、女嫌いが復活した。 中学3年生の9月下旬ころ、運動会でフォークダンスをするか否かについて、クラスでも激しい討論が行われた。 私は、フォークダンス反対派であり、運動会でフォークダンスなんかする必要がないことを力説した…