銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

高校その6 読書研究部の合宿

 前に、晶子先輩から読書研究部が文化部で唯一の合宿をするクラブだと紹介されていたことを聞き、それが読書研究部の入部のきっかけになったことを書いた。
 話は、前後するが、1年生の5月ころになって、十川部長から、「そろそろ、夏の合宿を決めたい。1年生が中心となって決めてほしい。田中、お前がやれよ」と言われた。
 読書研究部がどのように合宿をやっていたのか、全く知らないうちに、「合宿をやれ」と言われ、手探りで探すことになった。
 そのとき、小学校のときの同級生の百済君が本山寺の住職の息子だったことを思い出し、住職の村の家を訪ねた。
 住職は、合宿することを快諾してくれたが、本山寺は、村からでも歩いて40分くらいの距離にあり、自動車で行ける道路もなかった。住職は、合宿を認める条件として、「それぞれ、自分で食べる米は自分で運んできなさい」と言われた。
 こうして、夏休みに本山寺で合宿することが決まり、部会で報告すると、顧問の市川先生も含め、男女合わせて20人くらいが参加することになった。
 合宿は、先輩との交流、同学年生との交流の場としては最適だった。これまで親しく話をしたことがない先輩といろいろなことについて、議論を重ね、有益な話を聞かせてもらった。
 夜は、本山寺の外れの広場で、キャンプファイアーをし、歌を歌った。キャンプファイアーが終わると、全員が1つの部屋でごろ寝し、何人かの先輩が怪談をした。中でも市川先生の怪談は3つくらい続き、本当に恐かったのを憶えている。
 次の日は、行者滝まで皆でハイキングをし、昼過ぎに本山寺をあとにした。