銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

大学4 空手道部

 高校のときは、文化系クラブに3つも所属したので、大学では体育会(運動部)系クラブに所属しようと考えていた。
 吉田構内(旧制三高構内)を歩いていると、巻き藁を叩いている空手道部部員がおり、その前で、部員が新入生勧誘をしていたので、思わず入部の申込みをすることにした。
 勧誘をしていた先輩が、「えっ、田中清か、えらい奴が入ってきたで」と大声で笑った。その意味は、当時4回生に「田中清史」という先輩が居て、明るい人気のある人だった。
 「おーい、田中、タナカキヨシが入ってきたぞ」と声を掛けると、田中清史さんが来て「ほんまか。でも、字が違うやろ。やっぱり、『史』がついてないやないか」ということだった。
 しかし、この事件のお蔭で、新入生で一番先に名前を覚えられてしまった。

 空手道部の練習は、午後3時から5時まで、突きと蹴りの練習のほかに、組手の練習、腹筋の練習、腕立て伏せの練習などの2時間であった。
 その練習が終わると吉田校舎のまわりを2周(約2㎞くらいか?)回り、吉田神社の階段を10回上り下りして帰るというものだった。これを裸足で走るので、最初は痛かったが、練習を積むうちに、足の裏が固くなり、裸足で走っても痛くなくなった。
 また、巻き藁を叩く練習は、自主練習であり、特に強制されなかったが、巻き藁を叩くうちに、人差し指と中指の付け根の骨が固くなった。
 日頃の練習のほかに、月に1回1週間の合宿があった。合宿のために、お金が掛かり、家庭教師も休む必要があるので、貧乏学生の私には、経済的に非常に痛かった。
 弁護士 田中 清