高校２１ 豆単完了

私たちの所属する体育祭のＤチームは、団結力抜群であり、応援も力強い応援となったと自負している。
しかし、力が入りすぎて空回りした部分もあった。例えばスーちゃんは、４００ｍ走に出たが、最初の２００ｍはトップを走り、皆から大喝采を受けたが、後半になって失速して残念な結果となった。

赤尾の豆単は、応援の練習のときも休むことなく続けた。
最初の２週間は、私の１０勝１敗３引分けの結果だった。負けた方がアイスクリームを奢るという約束だったが、「清さん、俺の小遣いが無くなってしもうた。これからは罰則は勘弁してくれへんか」というのである。「分かった。いいよ。これからは、名誉だけでいこう」と答えた。
毎日の豆単の暗記は、私は、朝７時に学校に来て、単語を覚えて試験問題を作るという繰り返しだった。私が勝ち続けたのは、朝に暗記するということも大きかったように思う。
１１月１７日に豆単が全部完了した。勝敗の結果は、私が４０勝４敗１０引分けだった。
完走したときは、本当に嬉しかった。達成感とでも言おうか。とにかく大きなことを成し遂げた満足感があった。
下記写真は、豆単の最後の方の頁の写真と、ボロボロになった表紙である。