銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

小学校高学年その5 ソフトボール等

 高学年になると、毎日のようにソフトボールをした。クラス25人くらいの男子が2手に別れ、紅白試合のように遊んでいた。
同級生は、9割方野球のグローブを持っていたが、私は、小学校低学年のときに左手を骨折し、家に相当な経済的負担を掛けたので、両親にグローブが欲しいと言い出せなかった。当時、グローブは700円くらいしたと思う。貯金も骨折のときにすべて両親に差し出したので、自分の自由にできるお金は無かった。
それだけが原因とは言えないが、私は、どちらかというとドッジボールも含め球技はそれほど得意ではなかった。それに輪を掛けて、グローブを買ってもらえなかったため、不得意性が高まったと思う。
しかし、小学校でいじめはなかったので、下手なりに、球技を楽しむことができた。
もう一つ我が家が貧乏だと感じたのは、テレビと電話がなかったことである。テレビは、小学校5年生のころから普及し始め、クラスの6割の子供はテレビを見ていたと思う。同級生が「番頭はんと丁稚どん」などの人気番組の話をしていたが、家にテレビがなかったので、話の輪に入って行けず、寂しい思いをした記憶がある。家にテレビが入ったのは、4年ほど遅れた中学2年生のときである。
電話が入っている家はさすがに少なかったが、家に電話が入ったのは高校2年生のころであり、それまでは呼出し電話であった。