銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

大学その23 法律相談部合宿

 大学3回生になったので、法律相談部も、私たち3回生が相談部の中心になって活動することになった。4回生は司法試験の勉強があるので、土曜日の相談日以外は出てこない。
 このような中で、私から、「合宿をやらないか」と提案したところ、ほぼ全員一致で合宿をやることにした。そして、私がその合宿委員長に選任された。
 
 このとき、私は、私の実家のある高槻市原の神峯山寺を合宿地として提案し、部員から一任の了承を得た。私は、神峯山寺と交渉して、70名程度の人数の宿泊の了解を得た。
 合宿の日は、昭和42年7月13日〜15日だったと記憶するが、この前日には、記録的な集中豪雨があり、私の村も洪水で相当の被害が出た。このとき、同じ3回生の小早川君から「ユカウエシンスイ イケヌ」の電報が来て、錦織君と北村君が手伝いに行ったことを覚えている。なぜ、この日を記憶しているかというと、神戸地裁の規制権限不行使の事件(住宅地の十分な水抜きを設置しなかったため、住宅地が崩れ、宅地造成規制法の規制権限不行使の違法が初めて認められた事件)が、関西地方の昭和42年7月12日の記録的集中豪雨だったように記憶しているので、合宿の日がその次の日から2泊3日と思ったのである。
 しかし、合宿当日は晴れ上がり、合宿には全く支障がなかった。
そして、実際には、2回生23名、3回生23名という予想を超える参加者があった。4回生も司法試験を受けている人は論文試験を終えていたし、司法試験を諦めた人は、ほぼ就職の内定を終えていた。したがって、4回生も20数名が参加してくれた。
 合宿では、1日目は模擬相談、寸劇などを行い、2日目は、お寺の見学、肝試し、6〜7人のグループを10組ほど作り、4回生、3回生、2回生のグループの懇談会を行った。普段親しく話をすることがなかった4回生と懇談できたことは楽しかった。そして、大成功のうちに合宿を終えた。
 
 それから法律相談部ではずっと合宿をやっているようである。そして、その初代合宿委員長が私ということになる。
 弁護士 田中 清