銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

出生その6 初夏

 初夏といえば、農繁期の季節である。
 収穫するものは、麦、エンドウ、ソラマメ、ジャガイモ、イチゴ……。
植え付けるものは、稲、サツマイモ、トマト、スイカ、マクワウリ、ハットリウリ、茄子、トウガラシ、大豆、小豆……。
農家にとって、何と言っても大変なのは、麦の収穫と稲の植付けである。収穫をしなければ、稲等を植え付けることはできない。したがって、農繁期は、収穫から始まる。稲を植え付けるためには、田んぼを耕し、水が漏れないように畔の周りを土手で固め、水を引き、代掻きをし、田植えをする。
父母や子供たちは、農繁期になると、朝早くから夜遅くまで田んぼに出て働いた。兄のころの小学校では、3日間の農繁期休暇があった。父母は、その3日間を有効に使い、子供たちをよく働かせた。子供たちも親の仕事を手伝うのは当然と考えていた。親は、その子供の長幼に応じて、子供たちができる仕事を探すのが上手だった。
私のころの小学校では、農繁期休暇は無かったが、平日は、学校から戻ったら手伝うことが当然であり、土曜日の午後、日曜日も、両親から命じられるままに良く働いた。
弁護士 田中 清