銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

出生その17 神峯山寺

神峯山寺(かぶざんじ)は、村から約20分の場所にあり、周りを自然林に囲まれた閑静な地にある。
697年役行者(えんのぎょうじゃ)によって開かれたお寺であるというから、村に人が住みついた684年から13年後に開かれたということになる。
毘沙門天を本尊とし、皇室や徳川幕府とも縁が深かったと言われ、最盛期には、僧坊が21もあったと寺史にある。
春はサクラ、夏は蝉しぐれ、秋は紅葉が名物であるが、何といっても「初寅」の行事が有名である。正月から数えて最初の寅の日を「初寅」と言い、笹に吊るした張り子の寅を買って帰り、神棚に供える。
京都大学法学部3回生で、法律相談部に在籍していた当時、私が合宿委員長となり、同部の合宿を神峯山寺でさせてもらったことがある。同部の初めての合宿だったので、60名もの部員が参加し、模擬相談、寸劇、肝試しなどの工夫を凝らし2泊3日の合宿を無事に終えた。それから今日まで、40数年間、法律相談部では、欠かさず合宿をしているようである(もちろん、神峯山寺での合宿は、第1回のみであるが。)。
私は、神峯山寺の山門の仁王像が好きである。長兄は、運慶快慶の作品と言ったが、それほど有名ではないので、多分違うだろう。しかし、運慶快慶の作品と言ってもよいくらいの迫力がある。