銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

大学27 4回生の司法試験発表

 毎年9月末ころに司法試験の合格者の発表がある。前年の昭和41年9月末には、4回生から5名の現役合格者があった。山下さん、塚本さん、浜崎さん、宮崎さん、横山さんの5名だった。ごく親しく私たちを指導していただいた5名の方が司法試験に現役合格したことが、驚きであった。その後横山さんは、裁判官に任官され、法務省にも行かれたので、私が任官後、お世話になった方である。
 そして、1年経過した昭和42年9月末ころ、4回生につき、司法試験の合格者発表があった。
 その結果は、やはり5名の現役合格者があった。4回生の現役合格者は、西村さん、辻さん、増田さん、広渡さんともう一人、どうしても名前を思い出せないが、5名であったことは事実である。西村さんは、茨木高校の先輩であり、何かと後輩である私の面倒も見ていただいた。
 このように、前年と同じ5名の現役合格者が出たことは嬉しかったし、先輩の西村さんの合格は何よりも嬉しかった。仲間から5人の身近な司法試験現役合格者を出すことができたのだから、「勉強をすれば司法試験現役合格もできないわけではない」と、ごく身近に感じることができた。あとの先輩部員の身の振り方は、公務員上級試験に合格し、官僚を目指す方が5名程度、もう一度司法試験浪人を目指す人が7名程度、都市銀行や上場企業に就職する人が15名程度だった。
 そして、来年の9月末は、私たちの番である。司法試験は、少なくとも4回生と同数の現役合格者を出したかったし、総務をやっていた、錦織・北村(前期)、坂本・私(後期)の中から、合格者を複数出し、総務ジンクスを破りたかった。
 そして、いよいよ司法試験の勉強の秋を迎えるとともに、忙しい総務の秋も始まった。

 弁護士 田中 清