銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

伊豆大島とアンコ椿

 先日、テレビのブラタモリで「伊豆大島とアンコ椿」の放送をしておりました。


 この中で、印象に残ったのは、伊豆大島は火山島ですが、排水が良く、川が一つもないことです。
 そのため、飲料水は非常に貴重で、水を運ぶのは若い女性の役割だということです。島のわずかな水たまり(池)は、伏流水がわずかな硬い地層にぶつかって水たまりとなったものです。


 大島では、男性は、漁に出ますが、女性は、10歳ころから水汲みが大事な仕事だというのです。成人の女性は、通常20リッターの水(20㎏)を頭の上に乗せて運びます。なぜ頭の上に乗せて運ぶのかというと、頭の上に乗せた方が楽だということと、木などにぶつからずに歩けるということだそうです。


 アンコというのは「姉子(アネコ)」の意味です。また、椿は大島の名物であり、自生していた椿があり、防風林にもなり、「椿油」の採取は大島の主要産業の一つになっています。


 しかし、20㎏もの水を頭の上に乗せて毎日何回も往復して運ぶという島の女性は、本当に働き者だと思いました。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清