銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

大学47 論文式試験その5

 論文式の4日目は、国際私法であった。
 過去問では探しきれなかったが、1問は「相殺の準拠法」であったことは、はっきり覚えている。
 相殺には、能働債権と受働債権があるが、そのいずれの準拠法によるべきかという問題で、国際私法では難しい問題ではある。しかし、私は、溜池良夫教授の授業で聞いていたので、ほぼ確実に合格答案が書けたと思う。もう1問も、溜池教授に教えていただいた範囲だったので、合格答案を書くことができた。
 自己採点では、両方とも◎だった。

 最終日5日目は、選択科目の会計学である。
 問題自体は、常識的な問題で、確か「明瞭性の原則」と「継続性の原則」であったと思う。オーソドックスな問題であったので、2問とも合格答案が書けたと思う。
 自己採点では、両方とも◎だった。

 とにかく、これで終わった。刑法第1問、民事訴訟法第2問で、決定的な間違いをしたこと、憲法第1問が自信がなかったこと、商法は、短い時間で書いたので、自信がなかったことで、多分落ちただろうと思った。
 「もう、考えるまい。思い切り遊ぼう」と思い、遊びの計画を練った。K子にも随分さびしい思いをさせてので、2回くらいドライブの計画を立てた。実は、長兄が家を出るときに、軽自動車をくれたので、それに乗って、思い切り遊ぶことが夢だった。もう1つは、一人旅行をしようと思ったことである。
 落ちたかもしれないが、楽しい夏休みの始まりであった。

  弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)