銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

松山英樹さん 米・マスターズ優勝について

 男子ゴルフの松山英樹プロ(29)が11日(日本時間12日午前8時5分)、米マスターズ・トーナメントで優勝しました。歴史と伝統がある米メジャー大会を日本の男子で初めて制したことで、全英女子オープンの渋谷日向子プロに続いて、日本中が歓喜の渦に巻き込まれました。


 4打リードで迎えた最終ラウンドは、後半にボギーが続いて差を縮められ、ひやひやさせられました。そして、最後は、11アンダーで、松山にとっては短い距離のパットを残しましたが、これを僅かに外し、スコアを1つ落としましたが、なんとかなんとか73のスコアにまとめ、通算10アンダーで上がりました。見事です。
 解説の中島常幸プロは、優勝が決まったとき、声を上げて泣きながら解説していたのが本当に印象的でした。


 松山は、10度目のマスターズ出場で、その名を刻み、優勝者に贈られる「グリーンジャケット」を着て腕を突き上げました。優勝賞金は、約2億2700万円という高額の賞金であり、終身の大会出場権を得たということです。
 優勝の歓喜の後、早藤将太キャディーの行動が世界の称賛を呼んでいます。18番のカップのピンを戻した後、帽子を取ってコースに一礼しましたが、その動画をツイッターに投稿すると、投稿から1時間半後(午前10時時点)ですでに25万回が再生されたそうです。「日本人はとても威厳があり、敬意を表する人々だ」「名誉と尊厳は日本文化に根付いている」と称賛のコメントが送られたそうです。


 また、アジア人差別が社会問題となっている米国において、「不必要なアジア人への憎しみが多くあった年に、英樹がマスターズに勝つところ見られたのは素晴らしいことだ」との声もありました。
渋谷日向子プロは、「この歴史的瞬間を見ることができて、同じ日本人としてとてもうれしかったです。『おめでとうございます』の言葉だけでは表せないくらいですが、おめでとうございます」と言葉を結びました。
松山選手、本当におめでとうございます。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

緊急事態宣言の解除に向けて

先日、政府は、3月21日の経過により、緊急事態宣言の解除をする予定であることを発表されました。


私の友人のレストランの主人や個人タクシーの運転手からは、会うたびに「早く、何とかしてほしい」と嘆いておられます。
しかしながら知事等は、経済と感染対策の狭間で緊急事態宣言を延長すべきか、さぞ頭を悩ませていることと思われます。

ただこの2週間で、人出は、確実に増えているように見えますし、感染者も少しずつですが増えているようです。
しかし、このまま1都3県を対象とした緊急事態宣言を継続しても、経済活動への打撃が大きくなるだけで、感染者数をさらに減少させることは難しい状況だと思います。
このまま、再延長しても、必ずしも感染者数は減少しないでしょう。最初に出した緊急事態宣言が薄れてきているのは、言うまでもありません。


経済が壊滅的なダメージを受ける前に、緊急事態宣言の解除をして、マスクをし、三密を避け、レストランの営業を21時まで延長することで。経済の回復を図ることはよいと思います。

しかし、GO TOトラベルなどのような偏った経済振興策には問題があるように思えます。第3波の流行の一端に、GO TOトラベルの影響もあるのではないかと言われています。これはスコットランドで英科学者チームがウイルスの遺伝子配列を解析した結果、ウィルスの再拡大に旅行が影響されたという調査結果も出ているからです。必ずしも日本にも当てはまるわけではないでしょうが、少々対策を急ぎ過ぎたようにもみえます。

この先ワクチンの接種が国民全体に行き渡るまでは、ウィルスとの長い戦いになりそうです。医療従事者のみなさんに、なるべく負担をかけないよう生活をしていきたいですね。


銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

銀座ファースト法律事務所のこのごろ1「春の5K」

最近の事務所の様子ですが、季節柄花粉症がひどい弁護士がいて、とても辛そうに過ごしています。

花粉症ではない人には分からないでしょうが(実は私も花粉症ではないのですが、突然発症することもあるようなので明日は我が身かもしれません)、花粉症の人には本当に困った季節だそうです。また、私の友人の税理士さんもひどい花粉症なのですが、毎年の申告の季節と重なっているので、「なぜ、3月15日が所得税の申告期限の花粉症なんだろう。」と、ぼやいていらっしゃいます。

 

春に注意が必要なことの頭文字5つのことはすべてアルファベットにするとKで始まると、朝日テレビのお天気のお兄さんの依田さんが紹介していました。

まずは、「乾燥」です。

空気がカラカラの状態になりますと、喉や鼻の粘膜を傷めやすくなりますので、保湿ケアや部屋の加湿などが必要です。

2番目は、寒暖差です。春は南風で暖かいと思うと、すぐに北風になり寒暖差が激しいのです。寒暖差が激しいと風邪を引きやすくなります。今の時期はコロナ禍でもありますので、コロナに感染しても大変です。朝は暖かい服装をする必要がありますし、日中はポカポカとして上着を脱ぐこともあります。

3番目は強風です。

西風が強いと、4番目の黄砂を運んできます。中国の黄河周辺やゴビ砂漠の砂を運んでくると思うと、実にグローバルな厄介者です。黄砂によって、車が汚れたり、洗濯物が干せなくなったりと生活にも影響が出ますし、呼吸器系疾患のある方にとっては、健康への影響も心配です。中国と朝鮮半島の間の海を黄海と言いますが、きっと黄砂で海が黄色く見えるのでしょう。

私は、福岡勤務の時、初めて黄砂のすごさを感じました。西の空が真黄色になりますし、もちろん車は汚れます。私の故郷の大阪では、黄砂のことは騒ぎませんでしたし、むしろ、東京の方が黄砂のことを騒ぎます。

5番目は。最初にお話ししました花粉症です。

 

私事にはなりますが、第一生命のサラリーマン川柳に応募して、入選させていただいたことがあります。

その句は、

 

「花もない都会に住んで花粉症」

 

という句なのです。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清 

 

イタリアポンペイ遺跡について

10年ほど前に、イタリア旅行をし、ポンペイの遺跡を見学しました。

ただし、この町は商業も盛んな港湾都市である一方で、火山噴火まではぶどうの産地であり、ワインを運ぶための壺が多数出土されていることから、主な産業はワイン醸造だったことが伺えます(現在はポンペイ周辺で火山活動の地殻変動によって陸地が上昇し、相対的に水位が下がっていますが、当時は港もあり海洋都市でもありました)。

 

碁盤の目状に通りがあり、大きな通りは石により舗装されておりました。市の中心には広場もあり、かなり計画的に設計された都市であることも分かっております。また当時は性的におおらかな時代であり、ポンペイのような商業都市には商人向けの娼婦館のような施設も多かったそうです。

 

紀元79年、ヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜に渡って火山灰が降り続いたということです。そして、その火山灰が降り積もった末期に、ポンペイは、大規模な火砕流に襲われ、ほとんどの人が死んでしまったのです。

その後発掘調査が行われ、私も見学しましたが、ずいぶん文明的に進んだ町だったという印象です。

人々は、昼頃まで働いて、それから居酒屋に行き、地中海の海産物やチキンや豚肉などの食べ物をサカナにワインを飲み、パンでお腹を膨らませていたようです。

居酒屋のみならず、劇場、娼婦館があり、道路は石畳で舗装され、水道も完備し、鉛の水道管が通っていました。

パン屋も火砕流に埋もれ、焼き立てのパンが、6つほど残っていました。

 

当時の日本は、弥生時代で、ようやく、中国の後漢に対し、日本(倭)の奴国が、朝貢をし、「漢の倭の奴の国王」の金印を授かったとされています。

日本とローマの文明の差と時代の差を感じた旅でした。そして、ローマではまだキリスト教が十分広まっていなかった時代です。もちろん教会などの遺跡もありません。

 

それにしても、ポンペイを見学したときは、快晴であり、ヴェスヴィオ火山が綺麗だったことが印象的でした。もう一つびっくりしたことは、西洋の方は背が高いという印象でしたが、ポンペイで発見された人たちは、140cm前後だったのが未だに記憶に残っております(記憶違いでないことを祈りますが)。

ポンペイでは、鮮やかな壁画も多数発掘されております。「アレキサンダー大王とペルシャのダリウス3世の戦い」の図は、見事な作品ですが、これが石の床に描かれた絵画と聞いて、二度びっくりしました。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

 

※写真は、ポンペイ遺跡の地面図です。

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寒の俳句

托鉢僧の周り人無し寒に入る

 

 三鷹駅にいつも托鉢僧がいます。しかし、誰もお金を入れる人はいません。しかし、毎日のように黙々とお経をあげているのです。寒さが身に沁みます。

 

 加茂川に入りて雄叫ぶ寒稽古

 

 これは私の大学時代のことです。私は空手道部に入っていましたが、大学から下賀茂神社まで裸足で走り、糺の森から加茂川に降りて川の中で50回くらい「オリャー」「オリャー」と叫んで空拳を切るのです。冬の川の冷たかったことは、今でも思い出します。

 

 それぞれの人生負いし冬の駅

 

 浜松町の駅を降りて、コートを着た人が黙々と歩いていきます。ああ、この人たちは、それぞれの人生を背負って歩いているのだなあと思って詠んだ俳句です。

 

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中  清

2020年紅白歌合戦について

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

年末は紅白歌合戦の出演者を見て、約半数の歌手が横文字だったこと(Foorin、milet、Lisaなど)、そして4分の1くらいが初めて聞く曲だったこと、昔の歌手がほとんど出ていなかったことで、新しい時代の紅白歌合戦になったなと思い、つくづく、年をとったのだなあと感じました。

それに加え、国際宇宙ステーションから野口聡一さんからのメッセージが届けられました。これまでの紅白では、南極の昭和基地からの便りが定番でしたので、紅白も新しい時代に突入したのだなと思いました。

野口聡一さんからのメッセージは、「私は、毎日地球を16回も回っていますが、いつみても地球は綺麗です」というものだったと思います。地球上では、「紛争」だ、「コロナ」だと騒いでいますが、非常に小さなことのように思います。

そして、松田聖子さんの「瑠璃色の地球」という曲が流れました。そして、国際宇宙ステーションから見た地球が映され、「瑠璃色の地球」という曲は、野口聡一さんからのメッセージと、正にぴったりの曲でした。

そして、Lisaさんの「鬼滅の刃」の映画主題歌である「炎」が、今年のレコード大賞を取り、紅白でも「鬼滅の刃」のSPメドレーが歌われたことで、昨年は、正に「新型コロナウィルス」と「鬼滅の刃」の1年だったなと思いました。

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清

「動物の走性」について

「飛んで灯に入る夏の虫」という言葉がありますが、昆虫の中には光に集まる傾向を有している昆虫が多いと言われております。

「誘蛾灯」はそのような昆虫(多くは害虫)を光に集め、一網打尽にする方法です。

これとよく似たものに集魚灯と呼ばれるものがあります。魚は、光に集まる性質を有するものが多いので、夜間に漁をするときは、明るい光を付けて魚をおびき寄せるのです。イカ釣りもそうでしょう。

テントウムシは,太陽に向かうような性質があるので、「天道虫」と呼ぶようになったということです。

私は、高校の生物の時間に担当の横山先生から、「動物の走性」についてのお話を伺いました。

横山先生は、走光性と走触性の話をされました。我々人間にも走触性の傾向があるのではないかとおっしゃるのです。

WEBの国語辞典によりますと、『走蝕性』とは以下のような意味が記されています。

そうしょく‐せい【走触性】

接触が刺激となって起こる走性。 イトミミズが互いに密集したり、ミミズが餌箱の隅に集合したりする性質。

例えば、通勤電車に乗ったとします。そのとき、端の席から埋まっていくという傾向があるので、人間にも「走触性」の傾向があるのではないかとおっしゃったので、私もなるほどと思い、55年以上経った今でも覚えているのです。

そういえば、猫にも「走触性」がありますね。猫は、段ボール箱など狭い空間が大好きで、狭い空間にいると、落ち着くようですね。

銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清