銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

尼崎その1 引っ越し

 任地は、神戸家裁尼崎支部神戸地裁尼崎支部となりましたが、裁判所宿舎は大阪府池田市五月丘と決まりました。
 9割は、大阪地裁の裁判官で、あと1割が大阪高裁・大阪家裁の裁判官で、尼崎勤務は私1人でした。
 私の家族は、夫婦と就学前の子供2人で、宿舎は、6畳2間と6畳のリビングダイニングキチンで、いわゆる2LDKでした。
 裁判官は、宅調日があり、自宅で判決起案をしたり、記録を読んだりするために、3日裁判所に出て仕事をし、3日は自宅で仕事をする日ということでしたので、1部屋は仕事部屋に取られてしまいます。そして、自宅で仕事をするために、判例時報や法律の本で、4棹の本棚は必須でした。したがって、その4棹の本棚を確保すると、南の6畳の部屋は4畳半程度の広さになってしまいます。さらに、北の6畳の間には、嫁入り道具の箪笥が3棹とエレクトーンや雑多な家具も入れましたので、その部屋も、実質3畳半くらいしかなく、家族4人が川のようになって寝ていました。
引っ越しの日は、私の両親にも手伝いに来ていただきましたが、長男は、10か月の赤ん坊ですので、人見知りで泣いてばかりで、実母も困り果てていたというのがつらかった思い出です。
何とか寝る場所と仕事部屋を確保し、その夜は寝ることが出来ました。

   弁護士法人銀座ファースト法律事務所 弁護士 田中 清