銀座ファースト法律事務所所長のつぶやき

弁護士田中清のブログ。最近気になることや、趣味のことなど雑記。

大学54 このメモの休止と新しいメモの開始

 とにかく、司法試験に合格することができた。21歳8か月目のことだった。本当に、私は、運が良かったと思う。

 中務ゼミからは、9人中、私と原田の2人が現役合格した。畑は、論文式試験には合格していたが、残念ながら口述試験で落ちてしまった(次の年に合格した)。結局、それから6年以内に中務ゼミから、同期9人中7人が司法試験に合格した。
 法律相談部からは、同期で、私、川瀬、大江、佐野、片山の5名が合格したが、佐野と片山の2人は、公務員上級試験も合格していたので、通産省に就職した。

 とにかく、これまで続いていた法律相談部の総務のジンクスを、私の現役合格により破ることができたことは、嬉しかった。これで、法律相談部の総務への就任を躊躇する者は減るであろう。
 ところが、後日談であるが、それから15年ほど経ったとき、母校の法律相談部を訪問することがあった。学生から、いろいろな質問があったり、雑談をしたりしていたが、そのときの総務から、「法律相談部には、総務ジンクスという言葉があって、未だに司法試験に現役合格した人がいないんですよ」と言われた。
 私は、「えっ。まだそんなことを言うてるの。俺は総務やったけど、現役合格したよ。総務ジンクスは、とっくに破れているから、頑張りなさいよ」と言ったら、その総務の学生は、「えっ。そうだったんですか。先輩が総務ジンクスを破っていただいていたんですか。嬉しいなあ」と言って喜んでいた。

 これまで、時系列に沿ってこのブログを続けてきた。最初は、大学入学のところで止めようかと思っていたが、読者の要望に従って、司法試験合格まで記載することにした。

 これから書くとすれば、K子との別れ、恋愛、結婚、就職など、いろいろなことがあるが、一旦時系列でのブログは止めることとし、印象に残った話だけを書くことにしようと思っている。

弁護士 田中 清(弁護士法人銀座ファースト法律事務所)